猫は、ねこ背なのにどうして肩こりにならないの?
『猫は、ねこ背なのにどうして肩こりにならないの?』
一度は、素朴な疑問として考えたことありませんか?(笑)
猫の言葉を理解するのは困難なので正直なところ分かりません。
もしかしたら「肩こりつらいわ~」「背中ガチガチやねん!」とニャーニャー言っているのかもしれません。
『猫は、ねこ背なのに肩こりにならない』と仮定して、ヒトの身体と比較してみようと思います。
構造の相違
① ヒト: 二足歩行 猫: 四足歩行
猫は前脚にも重力を分散することができるので人に比べ、身体にかかる負担が単純に二倍以上少ない。
② 猫は完全肉食のため腸が短い。内臓を支える必要性が低く、背骨を丸くしたり反らしたりと柔軟性が高い。また、背骨の間の椎間板や骨をつなぐ靭帯などの軟部組織の弾力性が強く衝撃を吸収できる。
③ 背骨の数が多い
背骨がヒトより3つ多い。関節の数が多いため、人より可動性が高い。
④ 背骨構造
ヒト:S字構造
猫 :C字構造
猫は二足歩行で立ち上がりバランスをとらないため、体を起こし腰を前弯させる必要がない。ヒトがS字の背骨構造をとるのに対しC字の構造をとるため、より猫背にみえる。
猫にとっては構造上、正しい位置にあるため猫背であっても身体に負担をかけない。
⑤ 猫の鎖骨は、他の骨と連結していない。
肩甲骨の自由度が高い。そのため周囲の筋肉の伸縮性も高い。
⑥生活の相違
ヒト:長時間の労働(PC、スマートフォンの利用、長時間の座位、)、家事、時々運動etc…
猫 :昼寝、観察、毎日の活発な運動、また昼寝
猫はデスクワークやパソコンをしませんから長時間同じ姿勢で身体を酷使しません。好きなときに伸びをし、昼寝をして、運動する。身体的にも精神的にもストレスが溜り難いと考えられます。
以上。
猫は、とってもしなやかで柔軟性に富んだ身体をしています。さらに、ストレスの少ない生活環境。そのため、筋肉が固まり凝りの状態を作りにくい生物である。
よって『猫は、ねこ背なのに肩こりにならない』のだと考えられます!
そもそも、ねこ背を丸く固まった状態と表すなら、
猫は、そもそもがねこ背ではありません!
つまらないことを失礼いたしました、、、(笑)
背骨の硬さの度合いは老化を表すと言われています。
背骨の可動性が狭いと、そこに付着する筋肉の可動性も減少するため、筋肉の伸び縮みが制限され固まる傾向にあります。
構造上、猫に勝つことは難しいです。
しかし、ヒトは重くてだるい思いをする構造に造られたわけではありません!
正しい状態に持ってきてあげれば最大限ストレスの少ない状態にできます。
若々しい背骨でいるために柔軟性を高める方法はたくさんあります。
猫は、遺伝でも、生まれつきでもありません!
必ず戻せます。
猫を軽くマッサージしてあげると、とっても気持ちよさそうな顔をします~
気持ちいいと感じているのであれば、もしかしたら少なからず凝っているのかなぁ?(笑)