イスに長く座っているとイスの上に足をあげたくなる衝動にかられる反り腰さん![動画付き]
日本人は、もともと畳生活のDNAが刻みこまれているからなのか?
もしくは、子供の頃の体育ずわりの習慣が身についているからなのか?
イスを使っていても、足をあげて座ってしまっている方が多いようです!
contents
イスの上に足をあげたくなってしまう2つの事例
事例1: ふくらはぎの筋肉が固まっている女性たち
せっかくの高機能なイスや上等なソファに座っていても、その上に座ってしまう・・・・
あなたもそんな衝動にかられた経験があるのではないでしょうか?
多くの方が疲れてくると無意識にもその上で正座をしたり、あぐらをかいたり体育座りしてしまうのものです。
さらには、ソファに座らずにその下に座るという方も多くいらっしゃいます。
(ソファは腰掛け?的に)
この衝動って一体なぜなのでしょうか!?
イスの上に足を上げてしまう理由ひとつ目は・・・女性に多い症状である、足のむくみ/冷えが考えられます。
・常に座っている
・常に立ちっぱなし
といった、足をあまり動かさない状態でいると、第2の心臓といわれるふくらはぎが固まってしまいます。
筋肉の基本は収縮⇄弛緩です。
ふくらはぎにおいてこの収縮/弛緩は、血液を心臓に押し返すためのポンプの役割をします。
それがうまく働かないと、ふくらはぎの血流/リンパの流れは滞り、冷え/むくみ/ハリの原因となります。
なので、イスの上にを持ち上げたくなる動作は、無意識に足をできるだけ高い位置に持ち上げて血流の流れを少しでもよくしているのです。
座りっぱなしでいると足がむくんだり、冷えを感じる女性は特に注意が必要です。
女性がふくらはぎの筋肉が固まることで将来的に心配されること
なぜ、女性の方がふくらはぎの筋肉がうまく使えなくなるのでしょうか?
それは、女性の方が筋肉量が少ないことのほかにも理由があります。
女性はヒールを履くからです。
ここ最近では、ノーヒールパンプスなどが増えて、高いヒールを履く方が少なくなりましたが、
それでも、女性のふくらはぎは固まりやすい傾向にあります。
ヒールを履く方がふくらはぎを鍛えられる!だから健康的!とおっしゃる美魔女さまや、ウォーキング指導士さんがいますが、それは間違いです。
確かに、ヒールを履いてるとふくらはぎは収縮するのですが、収縮しっぱなしで筋肉の作用として必要な弛緩する割合が減るので筋肉的にはかなり負担がかかり疲労しやすい状態となります。
健康的でない証拠に、ヒールを週3日以上履いている女性のふくらはぎの筋繊維は約13%短縮していると言われています。
あなたのふくらはぎ、もしかしたら、疲れやすく機能性が低いかもしれません。
この約13%以上短縮したふくらはぎの状態を放っておくと将来的に大きな痛みに悩まされることになります。
それが、“膝の痛み”や“膝や足の変形”になるリスクとなります。
残念なことに、それじゃなくても60歳以上の日本人女性の2人にひとりは変形性の膝関節症に罹患すると言われています。
年齢を重ねると代謝が落ちて太りやすくなります。
そんな時にいざ、運動せねえば!と思った時に膝が痛くて思うように使えずに運動ができないとなると、カラダ全体的な健康が損なわれてしまうという訳です。
さらに言ってしまうと、足をイスの上にあげて座る時に女性の多くは、正座か横座りをしている方が多いようです。実は、その正座や横座りが膝の変形に拍車をかけます。
なので、できるだけふくらはぎの筋肉は固まらないように気をつけることが大切です。
足のむくみ・冷え・ヒールをよく履く方にお勧めなストレッチ
ふくらはぎの問題を抱えていらっしゃる方は、こちらのエクササイズをお勧めします。
Step1: ハムストリングのストレッチ
Step2: ふくらはぎのストレッチ
事例2:立ち姿勢で反り腰を作り、座り姿勢で猫背をしてバランスをとる女性たち
イスの上に足を上げてしまう理由ふたつめは・・・反り腰です!
割合で言うと、男性より女性の方が反り腰の比率は多く、
普段、反りかえるような姿勢をしている方は、
反り腰の女性の多くは脊柱起立筋や腸腰筋が、過剰に緊張している状態です。
ヒールを履く女性は踵が上がるために、上半身のバランスをとるために腰を反らしやすい傾向にあります。デスクワークで座り時間が長いと腸腰筋が緊張しやすくなります。
そう考えると、オフィスで働いている女性は特に起こりやすいという訳です。
常に緊張をしていると疲労もしやすく、そんな2つの筋肉を緊張させている時間が多い方は、無意識に緊張させないような姿勢をとりたくなります。
それが、足をイスの上に乗せる動作です。
↑人目が気にならなければ、本当はこんな姿勢をしたい衝動があるのではないでしょうか?
反り腰が慢性化することで腰が休まらなくなり腰痛が起こる
反り腰のあなたは、夜寝る時に仰向けで寝ることに違和感を感じているのではないでしょうか?
仰向けで寝ることに違和感を感じる理由は、反り腰の状態が寝ても続いているからです。
その証拠に、腰と床の空間に手のひらがカンタンに入るはずです。
大抵は、時間がたてば反り状態が緩和し腰が休まるのですが、脊柱起立筋と腸腰筋が過剰に緊張している反り腰さんは、反りが戻らずに時間とともに腰に鈍痛が出てきます。
そして、膝を曲げたい衝動や横向きになりたい衝動に駆られるはず・・・
この衝動こそが、足をイスにのせたい衝動と同じなのです。
あお向けで膝を曲げることで反り腰とは逆の方向に骨盤が傾くので腸腰筋の緊張を和らげ、
反ってしまった背骨をまっすぐな状態に一時的にさせるので脊柱起立筋の緊張も和らげます。
これを座り姿勢の場合、背中を丸めることで脊柱起立筋の緊張を和らげ、足をあげることで腸腰筋の緊張を和らげています。
足を上げなくても、リラックスして座る時に特に猫背姿勢になってしまう方はその傾向が強い可能性があります。
仰向けで寝れない反り腰さんのためのリカバリーエクササイズ
反り腰さんに注意して頂きたいことは、1日の終わりにしっかりリカバリーの体操を行うことです。
仰向けになったら、
①腰の下に手のひらを入れて、その手を腹圧をかけながらご自身の腰でつぶす。
②仰向けて両膝を抱えて、胸に引き寄せる。
このエクササイズで背中の緊張が楽になります。
注:椎間板ヘルニアの既往歴がある方はやらないで下さい
さらに、①のステップアップエクササイズとして、こちらのエクササイズをお勧めします。
イスの上に足をあげなくても長く座っていられるようになる骨盤クッションのご紹介
ご紹介したエクササイズをして“反り腰”を戻すには、反り腰を作ってしまう原因を作ってしまった年月によって緩和させるのに差が出るものです。
その間にも、反り腰になる原因が強いとなかなかすぐに緩和できずに足をあげて座りたくなってしまうものです。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、足をあげずにも座っていられるようにおすすめしたいのが骨盤クッション【おしりのみかた】です。
この商品は、私カイロプラクターである松本が腰痛でお越しいただいている患者さんが生活の中で少しでも腰痛の原因を悪化させず、楽に座り姿勢がとれるように作った自社製品の骨盤クッションです。
特にギックリ腰をお持ちで長く座っていられない方や、生理痛で腰に鈍痛がある方、産前産後の骨盤の歪みのある方など多くの方に喜びの声をいただいております。
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おしりのみかたは、正しい座り方も自然に身につけることができます。ぜひ、一度体験していただけたら幸いです。よろしくお願い致します。
【まとめ】
・イスに長く座っているとイスの上に足を上げたい衝動に駆られる反り腰さんの多くの2つの特徴
①ふくらはぎが固まっている
②座り姿勢で猫背を作ってしまう
・ふくらはぎが固まっている人の多くは、ふくらはぎの筋繊維が30%短縮している可能性がある
・座り姿勢で猫背になってしまう人の多くは、脊柱起立筋と腸腰筋が緊張している可能性がある。
・イスに長く座っているとイスの上に足を上げたい衝動に駆られる反り腰さんのためのエクササイズ
①ふくらはぎの効果的なストレッチ方法
②脊柱起立筋、腸腰筋の緊張を和らげるための体操
・足を上げずに座っていられる骨盤クッション【おしりのみかた】のご紹介