今月もまた来たか…と感じてはいませんか?
”何でもないことにイライラしたり…”
”甘いものやスナック菓子が無性に食べたくなったり…”
”暴食暴飲をしてしまったり…”
生理前にそんな経験をしたことはないですか?
むしろ、少なからず毎回ある!という方も多いと思います。
また、それだけではなく体調を崩しやすかったり、
肩こり・頭痛、吐き気、ひどい方では嘔吐してしまう方、いらっしゃいますね。
これは、PMS”生理前症候群/生理前緊張症”の症状です。
軽度のものから重度のものまで人によって症状は様々ですが、
多くの女性が経験し、悩まされる問題です。
私は、この期間にでる症状を患者さんに聞くことを重要視しています。
というのも、この症状と根本的に原因となるものの関連性が高いように感じるからです。
私自身もPMSの症状として、
長時間静止立位において起立性低血圧になり貧血を起こします。
生理前は、体内の水分量の変動により自律神経が乱れやすいと言われています。これが原因とも思うのですが、首の違和感と仙骨上部に違和感を感じそこから気持ち悪さに変わり貧血を起こしているような気がするのです。
事実、その部分のカイロプラクティックケアを受けると嘘のように改善することがあります。
―なぜでしょうか?
生理前の女性ホルモンの変動ですが(つまり排卵後)、
エストロゲンが優位の状態からプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンの働きが優位になります。
これが皮脂量を増やし、骨盤内膜を厚くし、水分を身体に留めようとします。これにより肌がくすんだり、荒れたり、むくみをもたらします。(体感している方、多いと思います…)
―また、他のホルモンの働きも目立ってきます。
ここで注目したいのが卵巣ホルモンである”リラキシン”の作用です。
◆リラキシンの作用◆
簡単いうと、「関節を緩める」という作用。
その中でも主に靭帯を緩める。
靭帯が緩む分、周囲の軟部組織(筋肉/腱/)・関節自体にかかる負担が大きくなります。
身体の歪みが強い部位では、さらに負担をかけることとなります。
結果、顕著に痛みや不快感がでると考えられます。
PMSの症状の原因は、女性ホルモンの変動によるものだと言われていますが、はっきりしていません。しかし、女性ホルモンの変動が起こっていることは確実なので、それにより起こるであろう自体を予測して回避できたらと思います。
身体の歪みからもたらされる不調・不快感であれば改善できるということです。
何と言っても生理前(生理中)、女子は辛いものです!!(人により様々ですが…)
少しでも楽になるよう、カイロプラクタ―としてお役に立てればと思います。
けれど、一番の対策は生活習慣を整えることです。これが意外に落とし穴で気付いていない方が多いものです。
もしくは、分かっているのに目をつぶっている方もいらっしゃいますね…
ぜひ、すぐにできる簡単なことから行い、ご自分の身体に優しくして下さい。